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軽い喘息でも注意が必要です。

2026.08.05

皆さんこんにちは!!              
呼吸器専門医の石田一雄です。
先日、県某市救急センターで働いてきました。この時期は、風邪などの感染症は少なくなりますが、喘息の治療不充分の方の発作来院が多いです。
喘息は、例外を除き空気中に漂う様々な微細な異物によっておこる気管支のアレルギー反応で生じた気管支粘膜炎症が病気の正体です。厄介なことに、アレルギー反応というのはいったん生じると体質改善が成立しないと消失しません。体質改善というのは色々健康食品やなにやかやでよく宣伝されますが、医学的に体質改善ができてアレルギーが改善するというのはなかなか難しいのです。ですから、一度生じたアレルギーが原因の病気は何であれ、継続的なお付き合いになります。特に、喘息の場合は、アレルギーで生じる気管支粘膜の炎症が軽いうちは症状が全く消失してしまい、あたかも完治してしまったかのようになる病気です。このような状態が数年~数十年続いた後、誰が見てもわかるような喘息発作が繰り返し生じるようになる病気であることが最近分かってきました。むかし、といっても、今から十数年ほど前までは、喘息の発作症状のある時だけ治療していればよいとかんがえられていたのですが、現在は、喘息と診断したらなるべく軽症のうちから、継続的に治療して、気管支のアレルギー性慢性炎症を完全に抑え込むことが、将来の喘息状態の悪化を防ぐことにつながることが判明しています。
軽い喘息の発作しか起こしたことがないから大丈夫と安心しがちですが、将来的なことを考えると、なかなかそういうわけにはいかないのが喘息の現実ですので、この記事をご覧になって心当たりのある方は、是非、一度専門の先生にご相談されることをお勧めします。

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